どんなことに関しても素人のふりをしているのが良い。知識人であれば、よく知っていることだといってもむやみに得意顔で話し出すだろうか? 郊外から京都に上京した人は、すべてのことにおいて、いろいろなことを知っているようなふりをしたりする。なので、聞いているこっちのほうが恥ずかしくなってしまうこともあるが、彼らは、自分のことを「偉い」と思っているから、たちが悪い。

 よく知っている世界については、用心して、あまり語らず、相手から何か質問されない限り何も言わないにこしたことはない。

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